今こそトレーニングを!

新型コロナウィルスによって、世の中が波乱と恐怖に包まれました。

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだまだ感染のリスクが去ったわけではありません。

なかなか運動することもできずに、体の変化が起こってしまっている人も多いのではないかと思います。

ようやく営業再開となり、体を動かすことができるようになりましたが、およそ2ヶ月動かしていない体を前と同じように動かそうとするとトラブルが起こる可能性が高いため程々に動かす程度にとどめておくことをおすすめします。

まずは、ストレッチからしっかりと始め、前のときの水準の6割ぐらいの強度で体を動かすことをしましょう。

2・3週間ほどで感覚が戻ってきますので、そこから強度を高くしていくと怪我のリスクが極力抑えられると思います。

筋肉痛もなかなかのものが来ると思いますので、栄養補給を忘れないようにしてセルフケアも十分に行いましょう。

トレーニングが心配な方はこの機会にパーソナルで見直してみるのもいいと思います。

また、ストレッチでしっかりと筋肉をほぐすことから始めてもいいと思います。トレーニング後のケアとしてストレッチもいいと思います。

運動を再開させるにあたって何かしらの心配事がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

〜コロナウィルスによって日常が脅かされた全ての方々へ〜

今でもまだ感染の驚異を持っている新型コロナウィルスですが、医療人として見れば大変恐ろしい状況であると感じます。感染力の高さや、劇症化した際の致死率など未知の恐怖がすぐそこにある状況の中で我々は生きていると思います。

数ヶ月前には想像もできなかったような状態まで陥り、世界規模で対策を取らなければいけない状況にまで拡がりを見せています。

穏やかな日常の時間や働く場所や収入、大切な家族や、大切な人の心、子どもたちの笑い声や思い出、夢や希望、生き甲斐など、新型コロナウィルスによって失われた尊いものの数々を思うと図り知れません。

事態が収束しようとも、元通りに戻るものと戻らないものがあります。

なくなってしまった当たり前にあったものはとても大切で、とても幸せなことだったと気付かされました。

平常を取り戻すには、時間も体力も気力も人を取り巻く環境そのものに莫大なエネルギーを必要とします。

まだまだ、不安を抱えながら日々を過ごしていかなければなりません。

未来を変えるのは病ではなく、人の行動や心だと信じています。

言葉でエールを送ることしかできませんが、大切な人やこれからの時間と世界の未来、すべての人達の今後の幸せと、人生が実りあるものになるよう切に願います。

 

令和2年6月吉日

楽々歩はりきゅう治療院

院長 瀬川 久史