美カラダと栄養「基礎栄養」

人間は栄養なくして生きてはいけない

人間は生命活動を維持する上で、自分で作り出すことが出来ないもの、それが「栄養素」です。

栄養を正しく理解して、自分に合った栄養の取り方をすれば無理なく身体を変えていくことができるはずです。

今回はそんな栄養の基本的な話をしていきます。

そもそも栄養って何?

「栄養とはその個体にとって生命維持・増進をしていくうえで必須のものである。それは健康な人体にとっては経口摂取する食べ物であり、消化吸収され体内に取り込まれ。生命活動のために役立っている。すなわち人間が食べ物を食べ、人体の機能を維持するだけでなく、それを高める為に不可欠なものである。生物は外界から必要な栄養分を取り入れ生きている。人間も同じように、この世に生を受け食物を取り入れ発育していく。発育の基礎となる要素は、両親から受け継いだ遺伝的素因と発育に欠かせない栄養である。」

というのが栄養の定義とされています。

簡単にいえば、生きるためには食べないといけませんよ、より身体を高めたいならしっかり食べましょうということです。

栄養について科学的に解明され始めたのは18世紀になってからです。

呼吸は酸素を吸い二酸化炭素を吐き出すことで、生体の酸化現象も、物質の燃焼と同一であることが明らかにされ(1789年ラボアジエ)、動物の胃に食品を挿入して変化を調べ、食品の一部が溶解することが確かめられ(1780年スパランツアニ)、犬に砂糖や油のみを与えると早期に死ぬが、これに含窒素化合物を同時に与えると生き続けることを見出し、食品成分のうち、窒素を含有する食品の重要性を提唱した(1816年マジャンディ)、食物の栄養成分を油状(脂肪)、卵白様物質(タンパク質)、糖(炭水化物)の3つのグループに分類されました。(1827年プラウド)

毎日食べることで食物は3つの役割を担っている

①食物はエネルギーを与える

人間は生きていくためにはガソリンとなるエネルギーが必要です。エネルギーがなければ動くことや、身体の活動を行うことができません。そのエネルギーをご飯やパン、麵といった糖類とバターや植物油などの油脂類から得ています。効率の良いエネルギー源となる主要な栄養素は糖質と脂質になります。

②食物は身体組織を造る

身体が成長するにはいろいろな栄養素が必要不可欠です。摂取する食物の種類や量によって成長に著しい相違を及ぼします。食べ過ぎれば肥満傾向になりますし、栄養不足であれば虚弱な状態になってしまいます。身体を造るうえで重要な栄養素としては、タンパク質や無機質(ミネラル)などが重要とされています。タンパク質は肉や魚、卵や大豆などに多く含まれています。無機質は牛乳や小魚、鉄分を大量にとれるレバーなどに多く含まれています。

③食物は体内の様々な機能を調整し支配する成分を与える

体内では様々な化学反応が起こっています。その反応の調整や制御を行っている物質は水をはじめビタミン、無機質、タンパク質であるとされています。これらが不足してしまうと身体機能の調整がうまくいかず、健康上の影響が出てきてしまいます。

栄養を知ることは身体造りを知るということ

 

 

 

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