ウィルスと細菌の違い

インフルエンザの感染率が第1位となってしまった愛知県です。

我が家の子供たちもその脅威にさらされました。

ちなみに、瀬川は今のところは大丈夫です。

何年か前にインフルエンザにかかって劇症化して41度の熱が出て死にかけたことがありますが、その時の症状があまりにも衝撃的過ぎて、それよりも弱いインフルエンザウイルスは寄せ付けないようになってしまっているんじゃないかと思ってしまいますが、まぁたまたまでしょう。

そんな、猛威を振るうインフルエンザですが、一般的には風邪の位置づけです。

昔はそんなに大げさに騒がれなかったんですが、ここのところはウィルス自体が派生しすぎて型が多くなっているのが問題ですね。

そもそも、病気になるときに感染する細菌や、ウィルスって同じじゃないのって思う人もいるでしょうが、実は似てるようで全然似てない性質を持っているのです。

それを、ちょっくら解説します。

久しぶりに病理学の本を読み返す気がします。

 

1、大きさが違う

細菌の大きさは、0.5~10㎛(マイクロメートル)ぐらいです。

マイクロメートルは1㎜の1/1000です。

まぁ肉眼では確認はできませんね。光学顕微鏡を使うと見れますよ。

そんなん持ってねーわ!(゚д゚)!

それに対してウィルスは、20~250㎚(ナノメートル)です。

ナノメートルはμm (マイクロメートル) の1/1000です。

インフルエンザウィルスに関しては100㎚ぐらいです。

なんか単位がおかしいですね。

要するに、細菌はすんげーちっさいですよ、ウィルスに至ってはもっともっと小さいですよってことでいいと思います。

 

2、細菌は生き物です。ウィルスはちょっと違う

何とか菌とかの細菌は生き物です。

外の環境で増殖することが可能です。

身体に入る前に細菌が増えていくことが可能ということは、単体で増殖できるので生き物なんですね。

ウィルスは生き物っぽいんですが少し違います。

ウィルスには増殖に必要なDNAとRNAの内どちらか片方しかないので生き物には該当しないのです。

DNAってのは、デオキシリボ核酸の略称で、生物の細胞内にあり遺伝子情報となります。

RNAはリボ核酸の略称です。生物の細胞内にありDNAと共に遺伝子情報となります。一部のウイルスではRNA自体が本体となります。

よく遺伝だ、遺伝だというあのやつです。

その為、ウィルスは外の環境下では自己増殖することは不可能です。

宿主である人間や動物の中に入って、増えていきます。

増えると言ってもウィルスに関しては、自分と同じもののコピーを作るだけの増殖方法しかありません。

瀬川ウィルスに感染したら、瀬川が何人も同じように増えていくんですよ。

ワッショイ\(゜ロ\)(/ロ゜)/ワッショイ

そう考えると、「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」ってなりませんか。

気持ち悪っ!!(;’∀’)

 

3、細菌はやっつけれますが、ウィルスは無敵です。

細菌に関しては、抗生物質や抗菌剤でやっつけることが可能です。

身近なものだとアルコールが思い浮かびますかね。

ウィルスは今のところ倒す手段がありません。

インフルエンザに感染したときに処方されるタミフルなどの薬は、抗ウィルス薬と言って、ウィルスの動きを封じ込めて増殖を防ぐだけで、ウィルスそのものを倒す成分は持ち合わせていません。

だから、ウィルス感染した人は隔離されるんですね。

だって感染しますからね。

 

ざっくり分けるとこんな感じです。

予防方法は、乾燥を防ぐことと、手洗いとうがいは効果的ですし、アルコールなどの消毒も有効です。

後は、こまめに水分を取ることも感染予防に大きな効果を持っています。

喉に引っ付いたものを水で流してしまえば、強烈な酸性の胃液によって消化されるようです。

ウィルスも構造はタンパク質の一種みたいなものなので消化されるんです。

まだまだ、寒くて乾燥した日が続きますので予防だけはしっかりと行うようにしましょう。