美カラダと腹筋と姿勢
腹筋の衰えは出腹姿勢をつくる原因になる
美カラダと腹筋の関係性が大事なのはよくお分かりいただけたと思います。
今回は美カラダでも見た目の美しさに一役買っている姿勢について解説していきます。
いくら筋肉をつけたところやダイエットに成功したところで姿勢が悪ければ見た目は美しくなりません。
しかも、腹筋の衰えは姿勢の保持だけでなく、内臓下垂などなど様々な問題を引き起こす可能性があります。
筋肉は骨格筋以外にも別名で抗重力筋ともいわれ、重力に対して抗う力を持っています。その為、姿勢など体を保持するために働いています。
腹筋で言えば直立歩行をするために必要な筋肉のひとつになります。そのパワーが落ちてしまうと、人間はまっすぐに立つことが厳しくなってしまいます。
そうすると、身体は少しでも楽をしようとして、姿勢を崩し、関節などで支えることによって筋肉の非力さをカバーしようとします。関節ロックなんて言ったりします。最もパターン的に多いのは、骨盤が後傾してしまい、後ろ側に傾いた骨盤の上に、歪んだ状態の背骨が乗ることで、腰が反り気味になり、突き出てしまったおなかを骨盤の上によっこらしょと乗せるような格好になってしまいます。ピンクパンサーみたいな姿勢とでも言えばわかりやすいですかね。
男性の場合、女性に比べて骨格上は骨盤が小さい為、ウエスト部分のくびれがほとんどない構造になります。いわゆる「ズンドー体型」というやつです。
加齢により皮下脂肪がついてくると、横に出っ張った骨盤というストッパーがないせいで、脂肪がだらんと脇腹に垂れ下がってしまうようになります。
おなか周りにだらしなくまとわりつく脂肪。これは厄介ですね。これをビシッと引き締める役割をしてくれるのが腹筋にほかなりません。放っておけばどんどん加速的に進行していく筋肉の衰えを防ぐには、トレーニングによって腹筋に刺激を入れて腹筋を鍛えるしかありません!
しかし、ただ腹筋をすればいいというわけではありません。腹筋でも鍛えるべき場所が各々あり、それぞれに役割の違いがあります。
腹筋は大きく分けると3つある
腹筋でもいろいろな方向についているってご存知でしたか?
体力テストや体育の授業でやるような上体起こしが腹筋の大きなイメージかと思いますが。それだとある一定方向にしか効果がありません。
そこで、腹筋の基本的な構造を理解しておきましょう。
①腹直筋
見た目にも腹筋とわかるような6つにわかれている部分がこれにあたります。動きとしては縦方向に動かすことで刺激が入ります。
②腹斜筋
脇腹についていると思ってもらってよいです。カラダのくびれを作るのに重要な筋肉です。ひねる動作や、体側部分の屈曲に関与しています。ツイストの動きで刺激が入ります。
③腹横筋
腹を横一文字に囲っているガードルのような筋肉です。これはあまり聞きなれないかもしれませんね。おなか周りの筋肉でも一番深層にある筋肉で、姿勢のバランスをとるときや腹式呼吸をするときに働いています。
腹筋でもどこの部分を意識してトレーニングをするかによって効き方や効かせ方が変わってきます。なんとなくやるよりも今ここを使っているという意識をもって行うほうがより効果的に腹筋に刺激を入れることができます。
今まで、ながら腹筋をしていた人は、腹筋をしている時間だけでもおなかに意識を集中してみてください。そうすれば美カラダに必要なくびれができるかも!
腹筋はとても持久力のある筋肉でもあるので回数も少し休憩すればまたできるようにうなります。最初は無理せず始めてみましょう。今まであまり腹筋をしていなかった人は15回3セットを目安に行ってみて下さい。恐らくそれだけでも筋肉痛が起こると思います。
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